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教育 の記事

革命歌を歌うよう強制されるのに革命は禁止……でたらめな時代を生きる新卒生に贈る言葉―中国

2011年06月22日

中国のネットで、「政法大学法学院の何兵・副院長による卒業パーティーあいさつ」という動画が話題となっています。

「豊満と骨感」(豊満と痩せぽっち)というタイトルのスピーチは、笑えるジョークあり、グッとくるフレーズありというすばらしい内容。将来弁護士や裁判官になる卒業生たちに「善良な市民を傷つけることだけはするな」と熱く説いています。

20110622_speech


中国は典型的な低IQ社会だ!大前研一発言(?)が話題に

2011年06月18日

中国に旅行した時に気がついたのだが、街のいたるところにマッサージ店があるのに本屋がほとんどない。中国人の平均読書時間は1日15分未満。読書量は日本の数十分の一に過ぎない。中国こそ典型的な「低IQ社会」であり、将来、先進国に発展する可能性はない。

上記は、著名な経営コンサルタント・大前研一氏の言葉として中国で出回っているもの。グーグルで検索すると、1万件以上ヒットする。人民日報やウォールストリートジャーナル中国語版をはじめ、多くのマスメディアが「中国人は本当に低IQなのか?」「教育を充実させねば」「あーだこーだ」と引用しまくっている。

ところが、実は大前研一氏、中国の本屋についてなど一切発言していなかったらしい。2011年6月17日、RFAが伝えた


北大图书馆 / 刘云天

受験生と保護者がデモ=「大学入試やり直し」を要求―中国江蘇省

2011年06月10日

2011年6月9 日、江蘇省泰州市でデモが起きた。学生とその保護者が横断幕を持って道路を練り歩き、2時間以上にわたり市内の交通がマヒしたという。

さて、このデモの要求が面白い。なんと「大学入試の英語ヒアリング試験をやりなおせ」という要求だ。

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「勉強できなくても大卒になれるぜ!」と虚偽宣伝=学生数百人が抗議の集会―中国コラム

2011年06月02日

今年も盛り上がってきた大学生卒業問題

以前、記事「復旦大学入学で一騒動」で取り上げましたが、本科に合格できなかった学生を付属の私塾に入学させるという問題がありました。「大学卒業と同等の扱いをする」と請け負い、大学並みの学費を4年間払わせた末、いざ卒業間近となると「教育部の通達」を理由に大学の卒業証書を発行しないという詐欺っぷり。
(関連記事「中国という隣人: 復旦大学入学で一騒動」中国という隣人、2006年9月7日)

今回も負けず劣らず酷いものです。

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新京報の報道。

*当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

「2011年アジア大学ランキング発表」「タイ揚げパンの店が大人気」―タイ・ニュース

2011年05月29日

2011年アジア大学ランキング発表

5月29日のニュースはまず、イギリスの調査会社QSが発表した2011年アジア大学ランキング100に、タイから5校が選出されたニュースから。

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*画像はQSのHPより。

QSのHPからの情報に拠ると1位は香港科学技術大学。2位は香港大学、3位はシンガポール大学。タイからは34位に医学の名門マヒドン大学、47位にタイの東大と言われるチュラロンコーン大学、67位にチェンマイ大、88位にタマサート大、95位にソンクラーナカリン大が選ばれました。日本からは4位に東大、7位に京大、8位に阪大等が選ばれました。私の母校はず~っと下の130位くらいに。

*当記事はブログ「バンコクでコンサルティン」の許可を得て転載したものです。

名門小学校に入る方法=日本の「お受験」とは違うロシア方式―ロシア駐在日記

2011年05月27日

ロシアの小学校に入るには……

最近近所のママ友たちとよく小学校の話題で盛り上がります。

長男のゆうくんは、日本にいれば今年の4月からピカピカの1年生になるはずでした。しかし、親の都合でまだまだロシアにいます。


Дети / LancerenoK


そして、ロシアでは小学校入学は基本的に満7歳からです(記事「何歳から小学校に入る?」参照)。6歳からでも入れてもらえる場合もありますけれども「やめた方がいい」というのが一般的な意見のようです。授業の内容も時間割も7歳児を対象に作られているから、6歳の子供が苦労するとみんなが言っています。ゆうくんの場合は「ロシア語が母語じゃない」というハンディもありますので、余計にそう言われるのです。

*当記事はブログ「ロシア駐在日記」の許可を得て転載したものです。

公立学校と民間学校=出稼ぎ労働者の子どもにも公平な教育機会を与えることができるのか?―翻訳者のつぶやき

2011年05月21日

見えてきた中国の教育政策の歪み

先日の記事「幼児にも「エリート教育」=高級幼稚園の誕生と待機児童問題」でも、中国の教育政策のひずみについてふれましたが、今回は学区外の学校への進学という問題をご紹介します。


DSC04165 / mikeheth


複数の広東省メディアは、「14日から広州では小学校の入学申し込みが始まった。複数の学校入り口は早くから保護者が長蛇の列を作った。徹夜で並ぶ人も見られた」と報じました。彼らの多くは市外から来た元出稼ぎ労働者やその家族だったようです。なぜこのような現象が発生したのでしょうか。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

母親の足を洗う=「母の日」に行動で示す感謝の気持ち―政治学で読む中国

2011年05月08日

母の日に足を洗ってあげる

母の日にちなんだ話題を少し。以前「「小皇帝」たちが跪いて両親に感謝=青年節のイベント―政治学で読む中国」という記事をエントリーさせていただきましたが、ある意味その延長線上にあるものです。

5月4日は中国独特の青年節ですが、母の日は中国でも「(国際)母親節」という名前で呼ばれ、母親に感謝の意を込めて花やプレゼントを贈るという日。この点では日本と一緒です。しかし、儒教の影響があるせいか、日本よりも親孝行の意味が重んじられている中国。経済発展に伴いものを贈ることがさほど困難でなくなってくると、何か別のことをしようと考えるようです。

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新聞・大視野の報道。

*当記事はブログ「政治学に関係するものらしきもの」の許可を得て転載したものです。

「小皇帝」たちが跪いて両親に感謝=青年節のイベント―政治学で読む中国

2011年05月06日

生徒が父母の前に跪く(青年節)

5月4日は中国では青年節となっております。日本であまりなじみのない祝日ですが、それも当然。1919年の五四運動に由来する中国独自の祝日なのです。五四運動について、簡単に説明すると、「1919年のヴェルサイユ条約の結果に不満を抱き発生した中華民国時の北京から全国に広がった反日、反帝国主義を掲げる大衆運動」(Wikipedia日本語版)というもの。

20110506_kneels2

*当記事はブログ「政治学に関係するものらしきもの」の許可を得て転載したものです。

「女子大生ホステスにならないように小学校から教育しようぜ」放言の裏側に見える中国社会の変化

2011年03月30日

女子大生が金持ちの愛人に、あるいはホステスになってしまう。ダイエットのやり過ぎで死んでしまう女性も。向上心なく専業主婦に甘んじる人も……。こうした問題はぜーーーーんぶ、女性教育の失敗です!!!!


Lilah (Atsuko Kudo) [Identified] / Fetish Art Identification Search


というのは、まあ頑固な人なら言いそうな意見。まあそういう考えを持っている人がいるのは、別に不思議ではないのですが、エライ人が「そうですね。小学校からビシバシと女性教育をします(キリッ」などとコメントすると、ちょっと問題になるわけで……。30日付中国婦女報30日付新華毎日電訊を参照しました。

中国初の「お嬢様学校」が誕生=クラシックバレエ、家政学もカリキュラムに―中国

2011年03月13日

時代の流れにあっているのか、反しているのか、ともかく論議を呼んでいるのが「中国初のお嬢様学校」誕生というニュース。2011年3月13日付聯合早報を参照した。

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画像は珠海女子中学のウェブサイト

珠海女子中学は今年9月に開校する新設の民間学校(中学、高校両方を含む)。学費は最低でも3万元(約37万5000円)弱と中国ではお安くない価格だ。ターゲットはずばり富裕層の娘で、中国教育部が定めた通常のカリキュラムに加え、家政や投資、絵画鑑賞、クラシックバレエなどお嬢様必須のスキルまで磨ける。なにより女子校だから悪い虫がつく心配が少ないのがなによりの売りといったところか。

幼児にも「エリート教育」=高級幼稚園の誕生と待機児童問題―翻訳者のつぶやき

2011年03月11日

中国の教育バブル

中国語で「学前教育」という言葉があります。日本語では「就学前教育」と訳せるでしょうか。小学校に入る前の幼稚園教育などを含めた「幼児教育」のことを指します。現在、この「学前教育」をめぐって中国では問題が起きています。公立私立を含めた幼稚園の慢性的な不足です。

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※西安にある超高級幼稚園。幼稚園とは思えない豪華さです。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

日本のカンニング対策はぬるすぎるっ!電子戦さながらの中国試験最前線をご紹介

2011年02月28日

京大、早稲田、同志社のカンニング問題が盛り上がっているようですね(事件を知らない方はこちらを)。一部ワイドショーは「ゲゲェー、こんなハイテク・カンニングができる時代に?!」的な盛り上げ方をしているようですが、笑止千万であります。中国的視点(?)に立てば、

キサマ等のいる場所は既に我々が2000年前に通過した場所だッッッ

キサマは中国武術を嘗めたッッ!
@烈海王
という感じでしょうか。というわけで、日本よりも2000年進んでいる中国ハイテク・カンニング術をご紹介。

20110228_zuobi1
*画像はカンニングツール・ネットショップで販売されている骨伝導メガネ。耳にイヤホンを入れなくてもメガネが骨伝動スピーカーになっており無線を聞くことが可能。現在一番人気のカンニングツールらしいですよ。800元(約1万円)。

中国人研究者、論文発表数は世界一!でも被引用率は世界100位以下なんです……orz

2011年02月12日

中国人研究者、論文発表数は世界一!でも被引用率は世界100位以下なんです……orz

という内容の記事が2011年2月10日付中国青年報に掲載された。レコードチャイナに一部訳が掲載されている。


南非国会图书馆 / shizhao


中国人科学者の論文、数は世界一だが被引用率は100位以下―中国紙
記事は、中国人科学者が発表する論文は数だけは多いが、価値のあるものはごくわずかだと指摘した。中国では論文の発表数が多い科学者ほど高い評価を得るという構図になっており、例えば大学で講師から教授に昇格できるかどうかも論文の数で決まる。だが、重視されるのは「数」のみで、その「質」は問われない。

武漢大学の調査によると、中国の科学技術系の論文を売買する市場規模は08年までの3年間で約5倍の成長を遂げた。あまりの惨状に危機感を感じた中国教育部は09年3月、論文の盗作を検出するソフトを大学200校に配布している。だが、そんな努力も空しく、同年12月には江西省・井岡山大学の講師2人が国際科学誌に発表した論文70本がねつ造であることが発覚し、世界に衝撃を与えた。
ちなみに記事中にある井岡山大学の捏造論文事件についても、以前にレコードチャイナが報じている(参照リンク:<捏造>中国人研究者の問題論文が国際学術誌に!70本の掲載撤回―中国

日本と中国はよく似ているかも?!元気な老人とすり減った若者

2010年11月07日

2010年11月6日付揚子晩報の記事『ネットで暴露、路線バスに乗った生徒たちが誰も席を譲らない=学生は老人よりも疲れているよと主張』がちょっと面白かったのでご紹介。

20101107_gongjiao
*写真は揚子江晩報ウェブサイト

ネットユーザーが撮影した1枚の写真が話題を呼んでいる。場面は5日朝、南京市の路線バス。高校生が我が物顔でどっかりと席に座り込んでいる。別に立てられたスレッド「老人が妊婦に席を譲ったのに、高校生は動こうとしない」も話題となり、2万アクセス以上を集めた。

「若者のモラルが……」「ちゃんとしかってあげなきゃ」という学生批判の書き込みはいつものパターンながら、ちょっと毛色が違うのが学生擁護派及び学生自身の主張。

リアル『受験の帝王』出現!大金稼ぐ「プロ浪人生」とは?!―中国

2010年10月07日

『受験の帝王』というマンガがありました。浪人生の主人公が、受験の達人に出会い、彼を師匠としてさまざまな受験テクを学ぶというギャグマンガでした。で、その師匠なのですが、卓越した受験テクを持ちながらなぜか10年も浪人生を続けているという謎があったのですが、実はその受験テクを教えて人から金を巻き上げることを生業にしているという話だった、はず(もう10年以上前のマンガで、記憶がおぼろげ。お許しください……。)



その『受験の帝王』まんまのストーリーが中国にあったそうで。2010年10月4日付銭江晩報が報じています。

汚職大国・中国ならでは!「反汚職修士」養成へ

2010年09月27日

2010年9月21日、中国人民大学で新たな大学院課程の開設式典が行われた。なんと汚職官僚を摘発するための専門家を養成するコースだという。23日、長江日報が伝えた。


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*天津市・南開大学。資料写真。

新課程教師陣のサブリーダーを務める中国人民大学刑事法律科学研究センター副主任の何家弘教授は、「反汚職修士」は俗称で、正確には「職務犯罪捜査専門の修士大学院生」が正式な呼び名だという。職務犯罪とは汚職を意味する用語。

教員はネット掲示板に不適切な発言を書き込むな!当局が「口封じ」命じた?―中国・江蘇省

2010年09月15日



再見洞洞館 / ddio.tw
※イメージです。


先日、ネット掲示板「邳州論壇」にスレッド「個別教師のインターネットにおける規則違反・違法行為処分に関する通報」がアップされた。江蘇省邳州市詩教育局が小中高校に対し、昨年来、教師3人が相次いでインターネット上に虚偽の発言を掲載し勾留されたことを挙げ、「イメージに注意し、やってはならないことをやらない、話してはならないことを話さない」よう求めている。(14日付財新網)。

14日付東方早報によると、3人の教師が流した「デマ」とは、待遇に対する不満であったり、公共積立金の未支給問題だったりするもよう。掲示板の暴露にネットでは「口封じ」ではないかとの反発が広がっている。

小学生から米国留学!中国で増える「パラシュートキッズ」―米華字紙

2010年09月12日



Jeff Finley Wallpaper 1920x1200 / jeff_finley
※イメージです。

2010年9月10日、米華字紙・僑報は記事「『パラシュートキッズ』=低年齢から米国留学が中国教育の新たなトレンドに」を掲載した。以下はその抄訳。

中国の親全員が子どもに最高の教育を受けさせたいと考えている。近年、米国のビザ発給条件が緩和されたこともあり、米国留学は魅力的な選択肢となった。かつては中国で大学を卒業した後に米国に行くのがトレンドだったが、最近では留学の低年齢化が進んでいる。

先生に付け届けは必須!有名学校が学校に蔓延する悪習根絶を呼びかけ―中国

2010年09月09日

毎年9月10日は、先生に感謝する記念日・教師節。近年では先生の心証をよくしようと高額なプレゼントを贈るケースも多く、問題となっている。2010年9月6日、中国教育部公式サイトは、贈り物を受け取らないようにとの提議書を掲載した。8日、山東商報が伝えた。

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※ごく個人的な教師のイメージです。クリックで動画。

提議書は全国の有名小中高校10校が連名で発表したもの。「高い志を持ち、職業精神あふれる模範となろう」などの呼びかけとともに、「有償で家庭教師になること、食事をおごられたり贈り物を受け取るなどの俗な風習に染まること、仕事を利用して私利を図ること、学生や保護者から贈り物を受け取ることを自覚的にやめなければならない。ましてや学生や保護者から金をゆすりとるような行為は根絶しなければならない」との一文がある。
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