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格闘技 の記事

アグレッシブだけど根気がないロシア人=できないけど「試してみよう」→放棄(タチアナ)

2011年10月14日

■恐怖の「試してみよう」■

ロシアの工場で仕事をしていて、パパは困ることがあります。それは、設備に不具合があったとき、ロシア人保全メンバーたちは後のことを一切考えずに機械のあっちこっちをいじってしまうことです。

故障の原因がなかなかわからない場合は、パパは日本に電話をして相談をします。ところが、ロシア人保全たちはいてもたってもいられないようで、「とりあえず試してみよう!」と、パパが目を離したスキにいろいろいじってしまう。


Wrenches / geoffeg


パパが電話を切ってアドバイス通りにやってみようとすると、状況がすでに変わってしまっている……。しかも、何をどう変えたかいちいちメモをとらないから、もとに戻せないこともあります。例えば、残り一個しかなかったモーターをお得意の「試してみよう」で勝手にばらしてしまい、パパたちを困らせてしまった、ということもついこの前ありました。

「この『試してみよう』(давайте попробуем!)が一番こわいんだよ」

と家に帰ってからもパパは工場のことが気になってしようがない様子。

「『何かあったらどうしよう』じゃなくて『何かあったらそこから考えればいい』と思っているみたいだね」

と他の日本人も苦笑い。

*当記事はブログ「ロシア駐在日記」の許可を得て転載したものです。

経営困難のK-1、中国で再起を図る=南京での大会決定、テレビ放映も

2011年09月16日

2011年9月15日、格闘技イベント・K-1を運営するFEGの谷川貞治代表は、インターネット動画中継で記者会見を行い、今年のK-1グランプリ開幕戦を中国・南京で開催することを発表した。例年12月初頭に開催される決勝トーナメントもシンガポールや中国などアジアで実施する意向を示している。


DSCN1008 / NWharry

*写真はK-1グランプリ2008ポスター。

WGP FINAL 16を中国・南京で開催!!?
K-1公式サイト、2011年9月15日
谷川貞治EPは、会見の冒頭で「K-1はここ数年、苦難に陥っていますが、再出発に向けて頑張っています」と挨拶し、「これまで進出に向けて尽力していた中国でのK-1 WGP開催が決定しました。アジア本格進出第1弾として、中国・南京で開幕戦を行い、決勝トーナメントも中国などアジアで開催したい」と今年度のWGPシリーズの展望を明かした。

同じく谷川EPのアナウンスによると、この大会は、南京市に本拠地を置き、中国全土で視聴率トップ3の実績を誇るJSBC(Jiangsu Broadcasting Corporation / 江蘇テレビ)との共同開催で行われる。会場は、1万3000人収容の南京オリンピック・スポーツセンター体育館が使用されることがわかった。

海を渡った日本の格闘技文化=新世代の中国選手がやってくる―Krush

2011年09月10日

2011年9月24日、東京後楽園ホールにて立ち技格闘技イベント「Krush12」が開催される。今大会にはリュウ・ウェイ、ジャン・ポー、チェン・ミンミンと3人の中国人選手が参加する。次第に盛り上がりを見せつつある中国格闘技事情について、中国人選手の日本側コーディネートを担当しているチャイニーズ・ファイティング・プロモーションの岩熊宏幸代表に話を聞いた。

今回、「Krush12」に参加する3選手は、中国の格闘技大会「英雄伝説」を主戦場としている。岩熊代表によると、「英雄伝説」は2006年に中国北京盛華武術クラブが主催・スタートしたもので、中国国家体育総局・中国武術協会が中国国内において散打以外で初めて認可した格闘技イベント。K-1ルールとムエタイルールを主体としている。

年に2~3大会が開催されており、最近では8月13日に江西省南昌市で開催された。同大会には、タイのムエタイ8冠王ヨーセングライ・フェアテックス選手も参戦。中国のバタール選手とドローに終わった。

一口に立ち技格闘技と行っても各団体でルールは異なる。K-1という世界的に見ても大きな影響力を持ったコンテンツがさまざまな選手が交錯する場を生み出す媒介になったと岩熊代表は話している。今回もやはりK-1ルールを採用する「Krush」が日本と中国が衝突する舞台となる。岩熊代表に見どころを聞いた。

20110910_krush1
*画像はKrush公式サイト

<映画評>観光PR映画?!いやいやただの親バカ映画=リメイク版「ベスト・キッド」を観た<3完結>

2010年09月16日

激しく長くなってしまった映画評ですが、今回が完結編。もう少しだけお付き合いください。

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※公式
Trailer。ジャッキーももう56歳、老けたな……。クリックで動画。

リメイク版では、味付け程度とはいえ、現代中国のかかえる社会問題なんかも、スパイス的に取り入れています。ヒロインは音楽学校への入学を目指して、日夜バイオリンのけいこにあけくれているんですが、中国の受験戦争を取り入れたんじゃないかと。中国経済の急成長を象徴する北京高層ビル群の描写もなかなか。

そういう細かい目配りもあってか、2時間20分という長尺に。正直、疲れた(笑)。実はオリジナルも2時間超えの映画、そこまでマネしなくてもいいのに。

この長尺には訳があります。中国にきたドレくん、紫金城、鳥の巣スタジアム、道教寺院群の武当山、万里の頂上と中国の観光地をぐるぐるとまわります。明らかに観光PR映画になってますね。今夏、中国で大ヒットした映画「唐山大地震」も、地域振興のために唐山市が企画したんだそうで。Wikipediaだと、リメイク版の製作に中国電影集団公司も名を連ねていますが、中国資本も一枚咬んでいるじゃないのと疑いたくなります。

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※万里の頂上。おいおいおい……。


とまあケチをつけましたが、いいところもたくさん。特に主演したウィル・スミスの息子ジェイデン・スミスは素晴らしい!七光りではなく、立派な輝きのある役者です。驚きの身体能力でカンフーもきれいにこなしてましたし、演技力の高さは特筆すべきものがあります。

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※父の血の力か、すばらしい身体能力。ジャッキーも「養子にしたい!」と絶賛したとか。

<映画評>ジャッキーがウィル・スミスの息子にカンフー魂を注入!=リメイク版「ベスト・キッド」を観た<2>

2010年09月16日

前回はリメイク版の映画評に入る前に終わってしまいました。今回こそ!

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※公式Trailer。クリックで動画。

リメイク版ですが、まず取り上げるべきはオリジナルから大きく設定が変更されているという点ですね。オリジナルではニュージャージーからLAに引っ越してきた貧しい母子家庭の話でしたが、リメイク版では自動車工場で働く母親の転勤で、デトロイトから北京に移住してきた母子の話に。

米自動車業界の没落を反映しているようで、なかなかおもしろいなと思いました(母親は指導員なのかな)。夫を失った女性が新たな人生を探そうとする姿、母と子2人で生きて行こうとする覚悟がはっきりと描かれているのがグッド。

なお、オリジナルでは80年代ハイスクール青春グラフィティ物の要素も盛り込んでいましたが、今作の主人公、ウィル・スミスの息子ジェイデン・スミスが演じる主人公ドレは中学生。思春期特有の、母親との微妙な関係性が描かれたオリジナルと比べ、リメイク版だとまだ母親に甘えていい年頃です(主演のジェイデンは現12歳!撮影は昨年です)。

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※ジェイデン・スミス演じるドレ。同級生と比べて背も低い。

<映画評>カンフーなのにKARATE KID?!=リメイク版「ベスト・キッド」を観た<1>

2010年09月16日


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※1984年公開、オリジナル「ベストキッド」。
ハチマキが日章旗に見えるんです。。

テレビCMなど大々的なプロモーションも展開された話題の映画、リメイク版「ベスト・キッド」。オリジナル版では、日系人のノリユキ・パット・モリタが演じた空手の達人ミヤギのポジションを、あのジャッキー・チェンが演じるという点でも注目を集めました。製作はウィル・スミス、主演はウィル・スミスの息子ジェイデン・スミスです。

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※今回のリメイク版「ベスト・キッド」。ジャッキーかっこ良すぎ!クリックでオフィシャルサイトへ。

そろそろ上映も終わりそうな時期になってしまいましたが、遅ればせながらこの映画を観た感想を書いてみます。

リメイク版の話をする前に、どうしても外せないのがオリジナル版「ベスト・キッド」(84年、原題:The Karate Kid)の話。子どもの時に見て感動した、印象深い作品です。

原作の舞台はLA、ニュージャージーから引っ越してきた少年が……。って面倒なのでウィキペディアからあらすじを転載(笑)。

 主人公ダニエルは親の都合により転校する。新たな友達もでき、お金持ちの少女アリとは相思相愛の仲になるが、それに嫉妬したアリの元彼で空手家のジョニーがダニエルをボコボコにしてしまう。それ以来ジョニーとその空手仲間達から壮絶なイジメにあうようになり、友達もダニエルの元から去ってしまった。アリとアパートの管理人ミヤギ老人だけがダニエルに優しく接する。ハロウィンパーティの夜、ジョニーらに仕返しを試みたダニエルは逆にリンチに遭ってしまう。ダニエルの意識が朦朧とする中、どこからともなく現れたミヤギがジョニーたちをあっという間に倒してしまう。実はミヤギは空手の達人であった。

というようなお話です。アメリカでは予想以上の大ヒット。ムーブメントを巻き起こし、学校ではカラテポーズが大流行したとか(笑)。

思い出の作品ではありますが、米映画にお約束の「勘違い日本像」も凄まじい(まあ、そこが逆に愉快な)映画でした。細かな「おいおい、ちゃうぞ!」的な部分は割愛しますが、一番大事なKARATEを誤解しているのが残念なところ。というかKARATEじゃありません!ミヤギさんの流派は沖縄系の剛柔流をモデルにしたもの。剛柔流といえば突き主体なのですが、実際のアクションはどう見てもエセ太極拳かパチモノ合気道にしか見えません!

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※クリックでミヤギ流KARATE!

まあエセ太極拳だったにせよ、弱そうな老人がマッチョなアメリカ人を魔法のような技で倒す光景には、本当に興奮させられました。KARATE、ZEN、SAMURAI、AIKIDO、NINJAなど80年代流行のエスニックジャポン文化とジャッキー、リー・リンチェイ(ジェット・リー)などのカンフー映画の雰囲気を、うまい具合にミックスして作られた映画だったように思います。

ニセモノの「天下無敵」=日本選手、タイ選手を叩きのめす中国武術の真実―中国メディア

2010年09月05日



Treino de kung fu em Díli / J.P. Esperança


2010年9月4日、網易は記事「中華武術世界一は幻想=映画と小説が作り上げた神話に過ぎない」を掲載した。以下はその抄訳。

8月29日、北京で開催された第1回世界格闘技大会の武術競技決勝が終了した。中国代表は型と散打(キックボクシングに似た試合形式のカンフー競技)で計7枚の金メダルを手にし、堂々の国別1位を勝ち取った。しかし中国武術の実力は実際のところ、世界一どころか、きわめて低レベルに過ぎない。天下無敵のイメージはたんに映画と武侠小説によって作られた神話なのだ。

君も明日のジェット・リーにならないか?少林寺武術学校は未来のスターを待っている

2010年08月19日

少林寺……

日本の少年ならば誰もが、この言葉に胸を熱くしていたはず!

あきらめていたその夢、今こそかなえてみませんか?

というわけで、崇山少林寺にある武術学校の募集広告を勝手にご紹介。

ちゃんと修行しさえすれば、こんなことも

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あんなこともできるようになるはずです!

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<続報>世界の一流企業から200億円の出資集める!K-1が中国投資銀行と提携

2010年07月18日

Kinbricks now★:K-1が中国に身売り?中国系投資銀行と業務提携」の続報です。

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まず前記事のおわびから。谷川氏の「身売りではない」コメントを読んで、「出資受け入れ」と勘違いしておりましたが、資本関係ではなくたんなる「業務提携」のようです。大変失礼しました。お詫び申し上げます。

さて、今回の件についてK-1オフィシャルサイトに記事が上がっていました。まず「Puji Capitals」について。

『Puji CAPITALS』Managing Partnerのマイケル・チェン氏とSenior Partnerの野中氏は、次のよう説明した。 「『Puji CAPITALS』は、6年前に設立した若い投資会社の『Puji Holdings』の一企業です。上海をベースにしまして、北京、シンガポールなどでも展開しております。『Puji』グループの事業は多岐に渡りますが、例えば天然資源の開発、石油、石炭など、中国政府の依頼を受けてアフリカ、オーストラリアでも事業を展開しております。さらには北京、上海などの都市開発、エンターテインメント事業にも政府系の企業とともに協力しています。

K-1 OFFICIAL WEBSITE | NEWS:アジア発世界!! FEGが世界一奪還へ“SPV”設立!!

K-1が中国に身売り?中国系投資銀行と業務提携

2010年07月17日


K-1やドリームを運営するFEGが中国投資銀行の出資を受けるととの業務提携を発表しました。「身売りではない」と否定していますが、不況の格闘技業界だけにどう動くかわかりません。


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FEGの谷川貞治代表取締役は、上海や北京を中心とした投資銀行PUJI CAPITALとの業務提携を発表。

(…)

現在、業界の盟主の座は米UFCに奪われた形となっているが、「世界最大のファイティングカンパニーをもう一度作りたい」とも話していた。  谷川氏は会見で「FEGが無くなるとか身売りするとか、他の会社に買われるという話ではありません」と注釈し、「我々(FEG)は得意分野であるコンテンツ作りに専念して、苦手な資金調達とかについてはPUJIさんにお願いする形です」と補足。また、今後は中国でのK-1の展開に力を入れたいとも語った。
スポーツナビ | 格闘技|ニュース|K-1谷川氏「身売りしない」、中国系投資銀行と業務提携

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