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河南省 の記事

【中国コラム】学食VS学生=「食い物の恨み」暴動はさらに拡大のきざし

2010年12月19日

河南省洛陽で学食ボイコット呼びかけ

物価上昇の煽りをまず食らうのは低所得者かと思っていたら、元気のいい学生だったのですね。

貴州省、四川省と相次いで学食の値上げや質の低下に不満を持つ学生が、食堂を破壊する事件が起きています。四川省の方は学校の質にも不満があるようで、食堂を当局が管理して価格を戻すだけでは収まらないのではと考えられます。

工場のメシが不味くなったのは私も実際に食べて知っており、暴動やボイコットならこちらがまず先ではないかと予測していました。


School cafeteria / Leo-setä


しかし、工員たちは生活がかかっており、相当追い詰められなければ生活を自ら脅かすような軽挙には出られないと思い至りました。その点学生は背負う物が工員に比べれば軽いですから、先に動くのは当然と言えば当然なのかもしれません。逆に言えば、工員が本気を出し始めたらもう終わりですけどね。
マズいわ高いわの学食 洛陽の高校生が食堂ボイコット(2010/12/17 南方都市報)

洛陽第一高校の生徒が書き込んだものと思われます。

*当記事はブログ「中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

「殺人ダニ」で18人死亡=初の症例は昨年確認も情報公開されず―中国・河南省

2010年09月09日



DSC09641 British Spiders - Ticks Mites "False Scorpions" / Mick E. Talbot
※イメージです。

河南省信陽市商城県では今夏に入り、ダニに咬まれた後発病、死亡する例が多発している。2010年9月8日、河南省衛生庁は昨年5月に初の症例が確認されており、同日までに557人が発病、うち18人が死亡したと発表した。大河網が伝えた。

問題の病気は、ダニに咬まれた1~2週間後に40度以上もの高熱となり、血小板と白血球が急激に減少するという症状を示す。発症は5~8月に集中。40~70歳の患者が多いという。今年5月、中国疾病予防対策センターは、この病気を「血小板減少を伴う発熱総合症」と命名している。

<続報>曹操の墓捏造疑惑にありえねー新展開=「動かぬ証拠」を握っていたはずの探偵が遁走し大混乱

2010年08月29日



※自分のイメージです。

河南省で発見された曹操の墓とその捏造疑惑についてお伝えした、本ブログの記事「もはや奇跡!「曹操の墓」は華南トラ級の大ウソだった?!怪しい「探偵」も登場で究極のカオスに―中国」。

曹操の墓も怪しい限りなのですが、その疑惑を追及する謎の探偵・閻沛東氏も怪しさ爆発。経歴や職業など全てが不明!まさに謎の探偵。さらに曹操の墓捏造現場で下働きしたという農民の証言テープを持っていると自称するも、これまでなぜか公開しなかったとのことで、「なんでとっとと言わなかったの?」との疑問も。

というわけで、この閻氏がらみで新展開がありました。

もはや奇跡!「曹操の墓」は華南トラ級の大ウソだった?!怪しい「探偵」も登場で究極のカオスに―中国

2010年08月25日

2010年8月24日付レコードチャイナの記事「『曹操の墓はニセモノ!』、画像石から電動ノコギリ跡=専門家が指摘―中国」はなかなか面白いネタでした。

20100826_caocao2


この「曹操の墓捏造騒動」。そもそもの発端は昨年12月、河南省安陽市安陽県安豊郷で曹操の墓が発見されたというニュースから始まりました。何度も盗掘を受けていた墓だったけど、曹操の遺体に加え、「魏武王常所用格虎大戟」(魏武王が愛用した戈)「魏武王常所用格虎大刀」(魏武王が愛用した太刀)などと書かれた石碑が残されているという大ラッキー。

20100826_caocao1


しかしその直後から「レッドクリフが大ヒットした直後でタイミングよすぎね?」「盗掘されたのに、あんなすげぇ石碑が残っているのっておかしくね?」「魏武王っていう諡(おくりな)は埋葬品に書かなくね?」などと疑う声多数。

安陽県は今年9月にも「曹操高陵臨時展覧館」をオープンする予定とのこと。あまりの手際のよさに、観光収入を狙った詐欺じゃないのとみんなが思っても不思議じゃないですね。
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