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米 の記事

常識を覆す新稲作手法「SRI」=節水なのに高収量、しかもおいしい(2)―インドネシア情報

2010年12月26日

お米に感謝 SRI農法で稲作 (下)

先日はSRI農法(System of Rice Intensification)を紹介しました。

<前編>
常識を覆す新稲作手法「SRI」=節水なのに高収量、しかもおいしい(1)―インドネシア情報

今回はSRI農法の指導および実践を行っているインドネシアのSRIアソシエーションの紹介とヒアリング調査を行った際のやりとりを綴ります。ヒアリングは2010年3月に実地したものです。

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Q1 SRIを何年行っているか?
A1
2002年 Nagrak, Sukabumi, ナグラック、スカブミ 西ジャワ
2007年 Desa Bobojong, Kecamatan Mande, Cianjur, 西ジャワ

双方とも首都ジャカルタから車で3-4時間位の場所。 こちら以外でも、バリ島、カリマンタン島など、8箇所以上で行われています。 上記はアソシエーションが管理する田んぼ。

常識を覆す新稲作手法「SRI」=節水なのに高収量、しかもおいしい(1)―インドネシア情報

2010年12月26日

お米に感謝 SRI農法で稲作 (上)

毎日それとなく食べられているお米。私が子供の頃の日本では「お米を残すとバチがあたる」とか「お米には7つの神様が入っている」何て言われたものだ。

不景気とは言え今の日本は豊かになった分、お米が食べられることへの感謝の気持ちは減ったようにも見受けられる。私もしかりだったのだが、私は海外で「日本米が買えない」「友人やお手伝いさんの差し入れで食いつなぐ」ということを経験したことがある。 そんな経験があるとお米への感謝の気持ちが復活するので面白いものである。

今回はインドネシアのスカブミやバリ島で行われているSRI農法 ( System of Rice Intensification )を2回にわけて紹介します。SRI農法は、インドネシアだけで行われているわけではない。中国、スリランカ、カンボジア、そして日本でと、歩みは緩やかだが世界各地で試されている稲作農法である。

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※カンボジアの写真

*当記事はブログ「インドネシア情報局」の許可を得て転載したものです。

三度の飯より米が好き?!政府が「米を食べ過ぎるな」と呼びかけるちょっと不思議なお国柄―インドネシア情報

2010年12月24日

主食は米!政府の米依存脱却キャンペーン

一昔前だと、朝、昼、晩ともに米じゃないと食事をした気にならないという日本人は結構存在した。しかし時代と共に日本人の食生活は豊かになり、選択肢も広がり、確実に変化した。

そんな昔の日本のようにインドネシアは主食は米の文化である。時には軽食のようにミ・アヤム(ラーメン)やバクソを食べたりもするが、基本的には国民のほとんどが米を主食にしている。


Bali / Alex Photojournals


日本にインドネシアからの来客があったりすると、焼肉などを好んで食べるが、皆一応に米も一緒に食べたがるので、日本人と焼肉屋にいくよりはるかに安く上がる(笑)。吉野家がインドネシアに再進出を果たし、流行っているようだが、あの味はインドネシアの人々の好みであり、更に丼物なので米使用。インドネシア人には受けないわけがなく、彼らの心を捉えたのだと思う。

*当記事はブログ「インドネシア情報局」の許可を得て転載したものです。

揺れる遺伝子組み換え米問題=当局内部でも対立―中国農業コラム

2010年12月21日

「遺伝子組み換えコメの禁止は停止!?」:福建省遺伝子組み換えどたばた騒動記から考えたこと


お米 / hibisaisai1


相変わらず中国でも議論の多い遺伝子組み換え農産品。ネット上でも常に話題は絶えないようですね。今回は南方週末がそんな中で「どたばた」が福建省でも起きているとの記事。推察(邪推?)の想像力をたくましくすると色々ありそうな・・・。地方政府の「遺伝子組み換え米禁止」がすぐに「停止」されたという、そんな記事のまずはご紹介から(以下は南方週末12月16日号記事の抄訳です)。
地方政府で出された初めての「遺伝子組み換え米の販売禁止」行政規定が、僅か十数日で取り消された。これは12月3日の「福建晩報」が当初伝えたもので、福建省糧食局を中心に、食品安全委員会弁公室、農業庁、工商行政管理局など4部門が連名で出した「遺伝し組み換え米の管理強化に関する通知」が遺伝子組み換え米の栽培、加工、販売を禁止したとのこと。この異例のはっきりした行政規定にメディア、専門家、ネット上でも議論が沸き起こった。ある人は福建省政府リーダーに敬意を表し「(訳注:アヘン戦争前にアヘン禁止に尽力した)林則徐のアヘン焼却にも劣らない(立派な)行為」とまで褒め倒した。
*当記事はブログ「北京で考えたこと」の許可を得て転載したものです。

白米食うなんて生意気だ!新華社コラムは年よりのたわ言か、それとも食糧危機対策か?

2010年08月17日



Rice breakfast / anne.oeldorfhirsch


2010年8月17日付レコードチャイナ「贅沢追求ここまできた!「特製米」の生産で2000万人分の米を浪費―中国」が面白い。いや、記事は大して面白くもないのですが、なんでこんな妄言が新聞に載っているの?!と考えるとなかなか奧が深いのです。
2010年8月16日、中国糧食業協会の米(コメ)分会がこのほど明らかにしたところによると、中国で生産される米の20%が「特製米」として加工される などして、毎年400万トンの米が廃棄されていることが分かった。これは2000万人以上の人々の1年の消費量にあたる。

(…)

食料の浪費行為として特にやり玉に上がっているのが、米だ。中国では商品米として流通する米に、国の定めた基準に従って「粗米(玄米)」「標二米(胚芽米)」「標一米」「精製米」の区分がなされる。1985年までの30年間、中国で流通する米のほとんどは標二米だったが、その後標一米や精製米の需要が大 きく増加したという。さらに、通常の精製米以上に研磨、つや出しなどの加工がなされる「特別精製米」も出現した。

贅沢追求ここまできた!「特製米」の生産で2000万人分の米を浪費―中国

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