中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2010年12月11日
中国共産党中央委員会に直属し、中国共産党の思想や路線の宣伝、教育、啓蒙を担当する機構。その内情は明かされることはほとんどない。北京大学ニュース学院副教授だった焦国標氏は「『中宣部』を討伐せよ」との論文を発表したが、中国国内では発禁処分となり、北京大学の職を失うこととなった(「『中宣部』を討伐せよ」の邦訳は『「中央宣伝部」を討伐せよ!』(草思社、2003年)に所収。)
国内の新聞、出版物、テレビ、映画、インターネットなどメディア全ての監視を行う。文化部、国家広播電影電視総局(広電局)の監督権を持ち、メディアに対して党の不利益になる幹部の腐敗や台湾問題などの情報の扱いを禁止する権限を持つ。
日本語版ウィキペディア「中国共産党宣伝部」
2010年11月26日
★中国人権闘士ツイ列伝★(日本語アイウエオ順)
高智晟(ガオ・ジシェン):陝西の人。弁護士。多くの民衆の訴訟事件を手がけ、法輪功等の団体に対する違法措置改善を要求。06年3年猶予5年の刑に。09年2月連絡を絶つ。現在も消息不明。
郭泉(グオ・チュアン:)南京の人。元南京大学副教授。89年民主運動参加。07年中国新民党を作り代理主席に。360編の民主への文章を発表。08年11月逮捕。09年10月10年の刑に。
郭飛雄(グオ・フェイション)、又の名を楊茂東:湖北省谷城の人。作家・法律家。上海華東師範大卒。民間の人権擁護の仕事につき何度も勾留され暴行をうける。獄中の絶食50数日。07年5年の刑に。