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記事:asianet の記事

日本人女優「明日果」出演=ショーボクサーを題材にしたハートフルラブコメディ『イーティム・ターイ・ネー』―タイ映画評

2011年02月02日

『イーティム・ターイ・ネー/E-Tim Tai Nae

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2008年製作 日本未公開

日本人女優・明日果が出演

タイ有数の歓楽街であるパタヤーで、ムエタイ(ムアイタイ)のショー・ボクサーをやっているトゥン(ウドム)のロマンス物語。ストーリーは、トゥンの前に観光で訪れた日本人女性イテミ(明日果)が現れたことに始まる。彼女が好きなのは強いキック・ボクサー。ショー・ボクシングを見て、トゥンが強いボクサーと勘違いし・・・という内容。

ややコメディー調のハートフル・ラブ・ストーリーといった感じの作品に仕上がっている。コメディーといってもあまりドタバタしていないし、ラブ・ストーリーといっても二人だけの物語でなく、周囲の登場人物の心温かい姿がとてもいい。

*当記事はブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

蒼井そら出演!若者達のひと夏の青春を描いた大ヒット作「夏休み ハートはドキドキ!」―タイ映画評

2011年01月19日

夏休み ハートはドキドキ! / Hormones


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2008年制作 2008年日本公開(劇場未公開)

タイ語が分からなくても楽しめます。蒼井そらも出ている青春もの


「フェーンチャン ぼくの恋人」<2003年>の監督の一人でもある、ソンヨット・スックマークアナン監督の作品。一部の日本人の間では、日本を代表するAV女優である蒼井そらが出演していることからかなり話題になったらしい。

作品の内容は、ハートフルな胸キュン青春真っ盛りものという感じ。オムニバス作品ではないのだが、お互いに関わり合わない4つの恋物語が同時進行する。出演者達がとても魅力的で、見ていてすごく楽しくなってくる。

*当記事はタイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

タイ版「未知との遭遇」=家族愛を軸に描いたSF作品『カワオ・アット・バーン・プレーン』―タイ映画評

2011年01月16日

『カワオ・アット・バーン・プレーン / Kawao At Bangpleng』


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1994年制作 日本未公開

「未知との遭遇」風、宇宙人SFもの

スティーブン・スティルバーグ監督の大ヒット作品「未知との遭遇(Close Encounters of the Third Kind)」<アメリカ/1977年>を思い起こさせるような、宇宙人&宇宙船SFもの。タイ映画はSFという分野の作品がとても少ないのだが、その中の宇宙人ものなのでかなり貴重な作品といえる。

物語はローイクラトン(タイのお祭りで、日本の燈籠流しのような行事)の夜に始まる。舞台は40年以上前のバーンプレーン村で、家族愛を描いた作品となっている。

*当記事はタイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

【動画】これが伝説!タイ版仮面ライダーが凄まじすぎる―タイ映画評

2011年01月13日

『ハヌマーン vs 5 カメンライダーズ / Hanuman vs. 5 Kamen Riders』


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1975年公開 日本未公開

タイと日本の英雄が共演

タイのチャイヨー・プロダクション作品で、『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』の続編。タイの古典「ラーマキエン」に登場するハヌマンと日本の誇るTVドラマのヒーロー仮面ライダーの物語。英題が「Hanuman vs. 5 Kamen Riders」(一部の資料では「Hanuman and 5 Kamen Riders」)となっていたので、日本ではヒーローの仮面ライダーがタイでは悪者になってしまうのかあと思って見たら…。ちなみに、タイの原題は「ハヌマーン、五人の赤アリ(蟻)男に会う」という意味。あれ?仮面ライダーってバッタでなくアリだったっけ?

*当記事はタイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

貧困から抜け出すためには?もがきつづける若者たちを奇抜な映像で描く『ワン・テイク・オンリー』―タイ映画評

2010年12月27日

『ワン・テイク・オンリー / One Take Only 』


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2001年制作 2004年日本公開


貧困から抜け出したいがために


社会の底辺で生活する人々の生活を、ある若い男女のカップルを中心に描いたサスペンス。薬の売人をするベーン(日本語字幕ではバンになっている)と体を売って生活するソムが、ある日出会い恋仲に。そして、その二人に大きな金儲けの仕事が…というストーリー。

オキサイド・パン監督らしくちょっと実験的な映像となっており、所々にそのシャープさが見受けられる。ただ、いかんせんストーリー展開が力不足だ。もったいない。最後の部分ではベーンが死にそうな人間をすぐにでも病院に運ばなければならないのにぐすぐずしているし、警察に捕まったはずなのに町中で花売りをしている少女に靴を届けたりと、かなり飛躍しているというかつじつまが合わなくなっている。

*当記事はタイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

"マ"年生まれ?!の男たちがマフィアと対決!『マン・オブ・マ・イヤー 』―タイ映画評

2010年12月24日

『マン・オブ・マ・イヤー / Man of Ma Year』


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2003年公開 日本未公開

歌謡映画かと思ったが、たぶん、ミュージカル仕立てのアクション・コメディーということなのだろう。ストーリーは、マ年?の男たち(オカマさんも含む)とテワダー(天使。男だけど)が、マフィアと対決するというもの。ストーリーは大したことない、というかよく分からない。

*当記事はタイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

男に与えられた13の試練=奇妙奇天烈な死のゲーム『レベル・サーティーン』―タイ映画評

2010年12月22日

『レベル・サーティーン / 13 Beloved』

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2006年公開 2007年日本公開

奇妙奇天烈な死のゲーム

死のゲームを題材にした、奇妙奇天烈&奇想天外なサスペンス。借金にあえぎ会社を首になった主人公プチットの携帯電話が鳴り、電話の主は「指示通りに従い13のゲームをクリアしたら大金を振り込むが、ゲームをするか?」と語る。

*当記事はタイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

【タイ映画評】「チョコレート・ファイター」のジージャー、デビュー作?未曾有の大災害を元にしたラブストーリー『迫り来る嵐』

2010年12月16日

『迫り来る嵐 / Taloompuk』

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2002年公開 2005年日本公開(映画祭)

「チーチャー(ジージャー)のデビュー作?」

日本では映画祭で上映されているが、劇場未公開。1962年にナコーンシータンマラート県を襲った台風をベースにしたサスペンス・ラブストーリー。「タルムプク」とは台風が上陸した岬の名前(本来は「杵」という意味)で、死者・行方不明者は合わせて1万人以上にも上ったという。

物語はイスラム教徒と仏教徒が対立する構図の中に、二組のカップルのラブ・ストーリーが描かれている。出だしはムスリムが多く住む南部地方の田舎の生活が淡々と描かれており、日本人にとっては異国情緒豊かで映像にも力があり楽しめる。

*当記事はタイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

【タイ映画評】殺し合いのバスケゲーム!ボ、ボール使ってないんですけど...『ファイヤーボール』

2010年12月15日

『ファイヤーボール / Fireball』

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2009年公開 日本未公開

バスケットボールを利用したデス・ゲームを扱った、ハード・アクションもの。内容は結構ハードで、できはこの手のものとしては悪くない。ただ、ほとんどが殴り合い蹴り合いのアクションで、バスケットボールならではのストーリー展開とか、バスケットボールのすご技などは出てこないのが残念。

*当記事はタイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

【タイ映画評】タイ版演歌ルークトゥンのコンテストをめぐる大騒動!怪人二十面相も出現?!『モン・プレーン・ルークトゥンFM』

2010年12月14日

モン・プレーン・ルークトゥンFM / Mon Pleng Loog Thoong F.M.


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2002年公開 日本未公開

ルークトゥン(タイ、イサーン<東北部>の歌で日本でいう演歌のようなもの)専門のFMラジオ局が、賞金100万バーツ(約300万円)をかけたコンテストを行うことになった。

この賞金をめぐり、さまざまな事情の人々が怪人二十面相?も含め熾烈な争奪戦を繰り広げるというストーリー。(ルークトゥンの?)歌手が1000人以上出演しているとのことだが、コンテスト会場の観客役がそうだったのであろうか?

*当記事は
タイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

【タイ映画評】霊の足をのこぎりで?!予測不能な衝撃のラスト!『609(ロクマルキュウ)』

2010年12月13日

609 (ロクマルキュウ) / Buppha Ratre


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2003年公開 日本未公開

ボーイフレンドに裏切られ妊娠中絶をした女子大生は…というホラー。ストーリーのコンセプトは、「ナーンナーク」<1999年>にそっくりだ。女子大生の住んでいるアパートの部屋番号が609号室。邦題の「609 (ロクマルキュウ)」とはここからきている。タイでは「9」という数字がラッキー・ナンバーだ。

また、原題と英題の「ブッパ・ラートリー」とは女子大生の名前。また、「ブッパ・ラートリー」とは花の名前で、直訳すると「夜の花」となる。 前半、中盤、後半のテイストがそれぞれ違っている。中盤はちょっと中だるみしているが、全体的には結構いける出来だ。

どうやってストーリーをまとめるのかと思ったら、最後は少々アッと驚かされる細工が用意されていてなるほどという感じ。でも、霊の足をのこぎりで切るのは無理がある気がするけど。

*当記事は
タイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

【タイ映画評】タクシン元首相も登場=経済混乱を背景にした「男」満開アクション『デッドライン Dead Line』

2010年12月12日

デッドライン Dead Line / 102 Bangkok Robbery


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2004年公開 2005年日本公開


1997年にタイで実際に起きた通貨危機とその後の経済の混乱を背景に繰り広げられる、ノンフィクション風の本格アクションもの。タクシン元首相などが実名で登場してくる。冒頭、数ヵ所のストーリーが同時に始まるのでややわけがわからないスタートだったが、タイ映画としてはめずらしく作品全体に緊張感が漂い本格アクション作品らしくていい。メインの登場者は、男性ばかりで女性がいないのも作品を盛り上げている。

ただ残念なのは、タイ映画の常でストーリーが結構アバウトなこと。英題が「102 Bangkok Robbery」となっているので(原題も似た内容だ)、大強盗団の話かと思ったら(実はそうなのだが?)テロものだったので肩透かしを食らった感じがする。

*当記事はタイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

【タイ映画評】タイならではの”第3の性”を描く=ミステリアスなラブ・ストーリー『ミー・マイセルフ 私の彼の秘密』

2010年12月11日

ミー・マイセルフ 私の彼の秘密 / Me...Myself


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2007年公開 日本未公開

オカマさんを題材にした、ミステリアスなラブ・ストーリー。と書いてしまうと敬遠する方もいるかもしれないが、オカマさんの世界を舞台にしたものではないのでオカマさんが嫌いな人でも見れるのではないだろうか。しかも、コメディーではなく純粋なラブ・ストーリーとして、シリアスに作られている。

この作品、見ていてすごいと思ったのは脚本がしっかりとしていることだ。タイ特有のいい加減な場面進行がほとんどない。ただ、ほれてバンコクまで追っかけて行った人がなんでこうなるのという、ストーリーの根幹にかかわる疑問は残るのだが。ラストがちょっと弱いものの十分に楽しめる作品で、女性にはうけるであろう。上映時間が約1時間50分で、やや長く感じる。長いシーンが多いので、もう少し編集で短くするともっとすっきりするのだが。

*当記事はタイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

【タイ映画評】忍者なのに銃撃戦?!CIAの侍スパイ?!『マッハ! エンジェル くノ一 Mission』

2010年12月10日

『マッハ! エンジェル くノ一 Mission / The Vanquisher』


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2009年公開 日本未公開

タイ版女性侍スパイ・アクション。作品の大部分がアクション・シーンとなっている。英題の「Vanquisher」とは「征服者」とか「勝利者」という意味だが、作品中ではCIAの特殊工作チームの名称となっている。

監督は日本でもDVDが発売されている「トカゲ女(Lizard woman)」<2004年>のマーノップ・ウドムデートということで、期待しないで見たが見事にその予想に応えてくれた作品(笑)。まずはポスターやDVDのジャケットにメインで載っている二人の女性(ソーピター・シーバーンチューンとケースリン・エークタワットクン)だが、確かに主役ではあるがそれほど目立っていない。この二人が主役なんだかよくわからないので、作品全体が締まっていないとも言える。

*当記事はタイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

【タイ映画評】「YAMADA」で主演を演じた大関正義デビュー作=オカマとデカの珍追走劇『オッド・カップル』

2010年12月09日

『オッド・カップル / The Odd Couple』


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2007年公開 日本未公開

アクション・コメディー。殺人を目撃してしまい命を狙われるオカマさん(マム・チョクモク)と日本から犯人を追ってきた刑事?(大関正義)が、殺人犯との死闘を繰り広げるという内容。

準主役を務める大関正義(英語表記やタイ語表記ではそうはなっていないが、「おおぜきせいぎ」と読む)は、タイ在住の日本人男優で「ヤマダ・ザ・サムライ・オブ・アヨタヤ(Yamada the Samurai of Ayothaya)」<2010年>では山田長政役を演じている。彼は、本作品が映画デビュー作だと思われる。

*当記事はタイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

【タイ映画評】タイの犬は演技派?!子供向けと思いきや案外アダルト『捨て犬マッカムの大冒険』

2010年12月08日

『捨て犬マッカムの大冒険 / Mid Road Gang』


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2007年公開 日本未公開


タイではとても珍しい、動物が主人公の作品。飼い主の奥さんである猫好きの夫人に捨てられてしまった犬マカーム(日本語字幕ではマッカム)が主人公となって繰り広げる、犬たちの物語。舞台は中産階級が住む新興住宅街で、ローイクラトン(ロイカトーン)の祭りなども舞台設定として出てくる。

足をけがしてびっこをひいたり二本足で立って物陰に隠れるなど犬たちの演技はなかなかなのだが、残念なことにストーリーがちょっと弱い。泣かせる部分もあるのだが、もう少し盛り上げて欲しかった。

お子様向きの内容かというと、そういうわけではないような気がする。雄犬が雌犬のお尻を追いかけるシーン等が結構あり、セリフも柔らかくはしてあるものの内容は大人の世界のものも多い。

*当記事は
タイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。

【タイ映画評】あのオカマキックボクサーの半生をシリアスに描く=笑いなしの実録映画『ビューティフル・ボーイ』

2010年12月07日

『ビューティフル・ボーイ / Beautiful Boxer』


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2003年公開 2005年日本公開

来日したこともある、実在のオカマさんキック・ボクサーであるパリンヤー・チャルーンポンの半生記。予想とは違いコメディータッチな部分は全くなくまじめに作ってあり、脚本にち密さがないものの結構いい感じに仕上がっている。どうしても先入観を持って見てしまうが、シリアスな作品である。

パリンヤー・チャルーンポンは1981年6月9日生まれで、タイ北部のチェンマイ県の出身。化粧をしてリングに上がり、化粧をするしぐさで試合前のパフォーマンスを行い、また、勝った時には相手にキスをしてタイでも話題になった。

実力はなかなかのもので、北部地方のリングからのし上がり1998年にはバンコクにあるムエタイ(タイ式キック・ボクシング)の名リングであるルンピニー・スタジアムでのデビューを勝利で飾った。1999年に性転換手術を行い、その後はモデル兼女優として活躍している。

*当記事はタイ映画やタイに関する映画を思いのままに紹介するブログ「タイ映画つれづれなるままに」の許可を得て転載したものです。
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