• お問い合わせ
  • RSSを購読
  • TwitterでFollow

農業 の記事

中国農業の新たな転機=再集団化の前に立ちふさがるホールドアップ問題(岡本)

2012年06月30日

■中国農業の産業化(集団化)<岡本式中国経済論37>■

*本記事はブログ「岡本信広の教育研究ブログ」の2012年6月30日付記事を、許可を得て転載したものです。

街から畑へ流れゆくカネ=絶不況に反し急騰するアメリカ農地価格(ucci-h)

2011年12月13日

■値上がりするアメリカ中西部の農地価格■

*当記事は2011年11月23日付ブログ「チェンマイUpdate」の許可を得て転載したものです。


【プチ・バブル】今度はトウモロコシ?!大手国有企業が投機ゲームに参入―中国

2011年11月05日

「世間のお騒がせ者」豚肉価格の高騰がようやく一段落したと思ったら、次はトウモロコシ・バブルが話題となっている。

「農民が消失したので」深圳市が農民運動会参加を断固拒否、その理由とは?!(凜)

2011年10月26日

■深センの農民運動会不参加表明■

京華時報』の記事「深圳市、省農民運動会への参加を拒否=農民がいない、形式主義はできないと主張」をご紹介します。


■農民運動会


百度知道」によると、「中国は世界で唯一、農民運動会を定期的に行う国家」とのこと。1988年以来4年に一度、開催されています。「三農問題」(農民問題、農村問題、農業問題)について政府が重視していることを示す狙いがあるのだとか。

20111026_農民運動会_2
*猫車レース?西安新聞網の報道。

*当記事はブログ「政治学に関係するものらしきも」の許可を得て転載したものです。

【タイ大洪水】稲作被害が国際コメ価格に与える甚大な影響(ucci-h)

2011年10月23日

■タイの稲作水害被害と国際コメ価格のゆくえ■

タイの半世紀ぶりの洪水で工業団地が被害を受けているだけでなく、主要産品の稲が冠水している。2011年10月19日には、イサーン(東北部)の玄関口コラートのムーン川が溢れ、コラートでも水田が冠水し始めたと報じられている。


■来年のタイのコメ生産量は3割減


最初の減産見通しは7百万トンと見られるが、8~9百万トンに広がるかもしれない。タイの今年のコメの年産見通しは2500万トンだから、3割から3分の一の減産になるかもしれない。


indica and japonica rice / atem_y_zeit

*左:東南アジアで主に栽培されるインディカ米。右:日本で栽培されているジャポニカ米。


■米価の上昇は他輸出国の好機!?

このコメの供給減は、基本、米価格の上昇に寄与するだろう。10月7日からひっそりと始まったタイの「コメ抵当システム」においても、コメを高値で買い取る政府としては高価格が好都合なのだから、水害はもちろん歓迎できないが、米価の上昇傾向の助けにはなるはずだ。
(関連記事:「「10月中旬にもバンコク浸水!?」「穴だらけの米抵当計画」―タイ・ニュース」2011年10月9日)

ところが、コメの国際需給、国際価格というと、上昇一方かというと、そう単純でもなさそうだ。もちろん世界最大のコメ輸出国タイの水害は、国際受給をタイトにし、米価の上昇圧力になる。しかし、最大輸出国の価格上昇となれば、他のコメ生産国にとってまたとない増産、輸出振興の機会を提供することになる。


■インドの輸出解禁


現在のワイルドカードがインドだ。インドは、中国に次ぐ世界2位のコメ生産国(昨年9700万トン。両国で世界のコメ生産4.6億トンの5割を占める)で、 90年代にコメの自給をはたしたが、2007年末より国内の物価上昇を抑えるため、先月まで4年近く輸出を制限してきた。

これが、9月8日より当初200万トンだった通常米の輸出が解禁となった。来年4月以降、年400万トンを輸出する見込みだ。世界第3位のコメ輸出国インドは輸出制約時のコメ在庫が2200万トンも残っている。これが放出されると、大きな供給増要因になるだろう。

*当記事はブログ「チェンマイUpdate」の許可を得て転載したものです。

コメ輸出世界一を奪い返せ!タイ米高騰、輸出税撤廃により好機到来―ミャンマー(ucci-h)

2011年10月12日

■元コメ輸出の世界チャンピオン、現チャンピオンのタイへ攻勢の時■

戦前、世界一のコメ輸出国はどこだったと思いますか?ビルマだった。イラワジ川デルタ地帯でとれるコメを、当時年間300万トン輸出していた。

いまのビルマのコメ輸出量は、今年度で100万トン弱(前2010年3月期は57万トン)である。現在の世界一のコメ輸出国タイの1000万トン輸出の10分の1未満である。主に、西アフリカ、バングラデッシュ、フィリピンに輸出されている。


Jasmine Rice / FotoosVanRobin



■タイ米の高騰と輸出税撤廃


しかし、この2011年、両国のコメ輸出の状況が、たまたま同時期に交差しようとしている。タイは、新政権のコメ価格補助政策により、コメの輸出価格が、トン550ドル(約4万2200円)ほどだったのが、40%強アップの平均800ドル(約6万1300円)ほどになりそうだ。
(関連記事:「穴だらけの米抵当計画」2011年10月9日)



Thai rice field / Rex Gray


*当記事はブログ「チェンマイUpdate」の許可を得て転載したものです。

「10月中旬にもバンコク浸水!?」「穴だらけの米抵当計画」―タイ・ニュース

2011年10月09日

10月中旬にもバンコク浸水!?都知事、避難計画の立案を指示■

報道によるとバンコク都内を流れる運河の水位に顕著な上昇がみられ、このまま上昇し続けると10月中旬には都内の13区(ミンブリ、トンブリ、バンコクノイ、ドゥシット等)で浸水被害が発生する模様です。

昨日8日時点ですでにラチャダーピセーク通りやラップラオ地域で30~40cmの浸水が見られ、都は急遽ポンプでのくみ上げを開始しました。スクムパン都知事は早々に退避計画の立案を指示。この13区に関しては飲料水や食料補給路の確保、避難所の確保、医療設備の維持などの準備が進められています。

20111009_thai_news1
ポストトゥデーの報道。


少し前は上段でボートでも用意しておこうか等と言っておりましたが、劇的に水が引かない限り、その話題も現実味を帯びてきた様です。

関連記事:
「首相ツイッターハッキング=大学生が自首」「日系企業工業団地が浸水」―タイ・ニュース(2011年10月6日)

関連リンク:
【大洪水】現地で撮影された洪水被害の写真(18枚)を集めました。(キャプローグ、2011年10月9日)

タイの洪水被害、首都バンコクでも警戒(MBS、2011年10月9日)

タイ バンコク洪水 いよいよか!!!【緊急一斉メール】( インドへGO! 58才のチャレンジ、2011年10月6日)


■穴だらけの米抵当計画=密輸米で荒稼ぎする者も■

先の総選挙でタクシン派プゥア・タイ党の公約として掲げられていた農家の所得上昇計画の一つである、米抵当計画が開始されようとしています。

この米抵当計画。簡単に言うと、農家が作ったお米を政府が市場価格以上で買い取る事により米の価格を上昇させ、農家の収入を増やそうというものですが、単なる農民優遇、ばらまき政策、税金の無駄遣いと各方面から非難の的となっています。

20111009_thai_news2
PDNの報道。

*当記事はブログ「バンコクでコンサルティン」の許可を得て転載したものです。

現地人と出稼ぎ農民の内戦=「暴力装置」としての同郷会―広東省

2011年09月11日

本サイトの読者の方ならばよくご存知でろうが、現代中国社会にはさまざまな暴動の火種がある。地上げ(=強制土地収用)、医療ミス、環境問題……。そうした問題の一つに現地人と出稼ぎ農民など外地人の対立があげられる。2011年9月7日付南方日報が、今後の地域間対立激化を予想させる、大変興味深い記事を掲載している。


Enxadao e Chibanca - Hoe And Pickaxe / matiasromero



■第二世代農民工

広東省仏山市総労働組合と仏山大学政法学院は共同で「仏山市外来新世代従業員状況研究」調査を実施した。若い時だけ都会で出稼ぎするが、最終的には故郷の農村の生活に戻ったのがかつての出稼ぎ農民(農民工)。1980年代以降に生まれた新世代従業員(第二世代農民工)は、都市で生まれた人も多く、農村に「帰る」意識を持っていないという点で、異なる行動様式を持つ。
(関連記事:「『内巻化』する第二世代の農民工」梶ピエールの備忘録、2010年6月15日)

気づけば補助金漬けになっていた中国の農村=予算規模はすでにEUクラスに―北京で考えたこと

2011年08月12日

■農村にあふれる補助金:量から質へ向かえるか?(「豚荒」からその2:中国の農業・農村補助金)

昨日発表の7月期中国CPI(消費者物価指数)6.5%上昇のニュースでも、豚肉は昨年同期比56.7%増とまたインフレの犯人扱い。引続き豚に集まる注目から読む中国農業・農村、その二回目は中国農業・農村に注がれる補助金に関してです。
(前回記事:「零細農家から大企業へ、端境期の中国農業=「豚荒」から読む中国農業―北京で考えたこと」KINBRICKS NOW、2011年8月6日)


100_1403 / kafka4prez



■中国農業・農村に流れ込む予算、補助金

中国は建国当初から社会主義経済での近代化を図るため、一貫して「農村が都市の工業化を支えるべし」と言われてきました。しかし、改革開放以降の経済成長を経て「都市が農村を支える」という政府の補助金注入は、2004年から拡充が始まって以来、その規模は拡大する一方。

*当記事はブログ「北京で考えたこと」の許可を得て転載したものです。

零細農家から大企業へ、端境期の中国農業=「豚荒」から読む中国農業―北京で考えたこと

2011年08月06日

「豚荒」から読み解く三農問題(その1:中国農業の担い手の変化)

木曜の朝、いつものように南方週末紙を買うと何と3ページにも渡る「豚荒」(中国語:猪荒)特集が掲載されていました。何も豚が不機嫌で荒れている(笑)わけではなく、電力不足は「電荒」、石炭不足は「煤荒」など、中国語ではあるモノが不足する現象を「荒」という文字で表します。最近価格が急騰する豚肉をそれに引っ掛けて「豚荒」と呼んでいるのです。

この記事ですが、たんなる豚肉問題にとどまらず、その射程はいわゆる三農問題(農業・農村・農民)に広く関わる包括的な内容です。そこで、何度かに分けてこの記事を紹介しつつ、自分が学んだ近年の中国三農問題について記していきたいと思います。今日は「変わりゆく農業の担い手」に関してです。(以下、南方週末8月4日付記事より)

20110806_pig
*消費者物価指数(CPI)における豚肉の比率は4%。

*当記事はブログ「北京で考えたこと」の許可を得て転載したものです。

食糧増産と環境保護の間で=化学肥料施用量世界一の国・中国の現状―北京で考えたこと

2011年07月20日

食糧増産と環境保全の間で・・・中国での化学肥料、農薬使用

食料品価格の高騰が国全体のCPI(消費者物価指数)を牽引している中国経済。

「農民はまだまだ多すぎる」「都市化は進めるべき」との方針から、農業従事人口は減少傾向にありますが、農業にかかる圧力は減るどころかむしろ増えているようにも見えます。農業人口が減る中でどうやって増産するのか?やっぱり化学肥料をどんどん使っていくのか?農産品増産と環境保全、食の安全をどう両立させていくのか?多くの課題があります。

o0480036011360849130
*「日光温室」で農業が儲かる産業となった山東省寿光市。若者も就農するほどの活気だが、その農業手法が環境に与える負担も大きい(参照記事)。

*当記事はブログ「北京で考えたこと」の許可を得て転載したものです。

禁止令から7年、まだまだ増えるゴルフ場=グリーンから見えてきた中国の病―北京で考えたこと

2011年06月27日

禁止すればするほど増える!?―ゴルフ場と農地との間で

ゴルフって全くやったことがないのでその面白さは分からないのですが、とにかく中国でもプレーヤーが増えている様子。中国在住の日本人ビジネスマンも多くが楽しんでいるようです。

それなら、ゴルフ場もどんどん作られているのではと思われるかもしれません。その通りなのですが、実は2004年1月から最近まで原則新規ゴルフ場建設禁止だったって知っていましたか?禁止されているにもかかわらず増え続けるゴルフ場。その攻防の影にも実は三農問題(農業、農村、農民に関する問題)がありました。というわけで、まずは6月23日付南方週末及び関連報道を簡単にご紹介します。

Shanghai (China) - Lujiazui Golf Club
Shanghai (China) - Lujiazui Golf Club / Marc van der Chijs

*やっぱり中国でもゴルフってこういうイメージになっちゃいますもんね…。

*当記事はブログ「北京で考えたこと」の許可を得て転載したものです。

【中国食品】「あ、そこはヤバイから検査しないでね」「はーい」驚きの無気力検査

2011年06月27日

2011年6月27日、南方都市報は「東莞市の無認可もやし工場、成熟促進に薬品を使用=日に数千斤を生産」を掲載した。

広東省東莞市にある無認可工房。200平方メートル近い平屋建ての工場のなかでもやしが栽培され、東莞市の市場、スーパーに出荷されている。工場内に並ぶのは大きなプラスチック製の桶。50~60はあるだろうか。そのうち20個ほどはすでに完全に成長し、出荷を待つばかりとなっていた。

20110627_bean_sprout
南方報網の報道。


中国有機食品事情を考えてみた=制度作って魂入れず―北京で考えたこと

2011年06月26日

どれが本物の「有機」か?中国特色的有機農業あれこれ

ここのところ、とーんと三農関係のことをブログで書いていなかったことに気づきました。今回は久々に農業ネタです。これまでも何度か取り上げましたが、食の安全を揺るがす数々の食品事故のニュースは中国の消費者にも大反響です。皆が漠然とした不安を感じる中、今日はここ最近耳にした「有機農業」に関する話題をつれづれなるままに記していきたいと思います。

20110626_suika
*つい最近は爆発するスイカに「膨張剤」を加えるやり方が大きく取りざたされました。

*当記事はブログ「北京で考えたこと」の許可を得て転載したものです。

【中越対立】ベトナムが「突っ張る」理由=国内事情から読み解く―北京で考えたこと

2011年06月15日

ベトナムはどうして「突っ張る」のか?―ベトナム国内事情から中越関係を見る

南沙諸島の領土問題をめぐり、急速に緊迫感を増す中越関係。ベトナム・ハノイで5年間暮らし、その後に北京に引っ越してきた自分としては気になります。

なぜベトナムは中国との対立を深めているのでしょうか?確かに中越間の歴史的感情は大きなファクターでしょう。中国に警戒感を持つベトナム人、もっとぶっちゃけてしまえば中国が嫌いなベトナム人は多いです。また、外交・国際政治的には中国の膨張、そしてそれに対抗する周辺国としての小国ベトナムという構図もあります。
(歴史的感情については、拙論「ベトナム人は中越戦争をどう見ているか?」を参照)

20110615_vietnam_china
*中越国境にて、両国友好を描いたもの。こんな日が実現するにはまだまだ時間がかかりそう......。

*当記事はブログ「北京で考えたこと」の許可を得て転載したものです。

中国で農業に取り組む日本企業=「外資に警戒せよ」と中国メディアがやり玉に―北京で考えたこと

2011年05月25日

【中国の食糧ナショナリズムの焦りか!?:日本企業の農業分野投資を巡って】

食糧確保は国家戦略問題。最近の穀物高騰一つを見ても、この事実を否定する人はいないでしょう。中でも中国は他国以上に強く懸念を表明している国の一つです。膨大な人口を抱えているだけではなく、食糧生産をうまく管理できていないこともまた、焦りにつながっているのではないでしょうか。そう感じさせられた記事をご紹介します。

20110525_asahi1
朝日緑源の乳牛たち―牛糞から作る堆肥も使う循環農業を掲げています。

*当記事はブログ「北京で考えたこと」の許可を得て転載したものです。

不透明な遺伝子組み換え問題=なし崩しに進む「普及」―北京で考えたこと

2011年05月15日

真実はどこまでか?中国・遺伝子組み換え作物の栽培の実態

これまでもこのブログで何度か取り上げてきている中国での遺伝子組み換えの話題。議論紛糾なことは既に紹介しましたが、同時に「米とかトウモロコシとかの遺伝子組み換え作物、本当はもう栽培しちゃっているんじゃないの?実際は出荷されているんでしょ、どうなのよ?」というのもお決まりの話題です。
(「揺れる遺伝子組み換え米問題=当局内部でも対立」「技術の問題、時間の問題?GM(遺伝子組み換え)作物と中国」など参照)

グリーンピースなど国際非政府組織(NGO)も、「すでに相当数が違法に流通している」と指摘しています。この問題に関する中国政府の取り組みも加速してきたようです。南方週末5月12日付の記事からご紹介します。

20110514_rice
*中国の農業関係研究開発はすごい勢いで進められている。遺伝子組み換え関係も大きなテーマ。写真は一般作物の施肥試験区の様子。

*当記事はブログ「北京で考えたこと」の許可を得て転載したものです。

中国で一番安全でおいしい野菜!極秘の共産党幹部専用農場は実在した―中国コラム

2011年05月08日

幹部専用の食糧生産基地が存在した

先日、温家宝さんが国務院関係者との懇談会で、食品問題に言及しました。

温家宝、国務院参事、中央文央研究館官員と座談会(2011/4/21 新華網)
近年、「毒粉ミルク」(メラミン入り粉ミルク)、「痩肉精」(豚肉に注入すると赤身が増える薬品)、「下水油」、「彩色饅頭」(売れ残ったマントウを着色)など、これらの食品安全事件が説明するように、信頼の喪失、道徳の堕落はがすでに深刻な段階に達している。資質の向上と、道徳の力が無ければ本当に強大な国にはなれない。
20110508_farm2
南方週末の報道。

*当記事はブログ「
中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

野菜価格暴落に農家は悲鳴=政府は対策として流通改革に取り組み―翻訳者のつぶやき

2011年05月02日

野菜価格の暴落と中国政府の対応

現在、中国で注目されている問題に、全国的な野菜価格の下落があります。

今年3月に入り、市場に大量の野菜が出回り、供給過多になってしまったのが原因です。このため野菜価格は急落、農家は売れば売るほど赤字になるという悲惨な状況で、泣く泣く野菜を大量処分するケースも出ています。

20110502_vegetable
ショベルカーでキャベツを処分する農家。中国新聞網の報道。

*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

ハイブリッド米への過剰依存は危険だ=“あの”李昌平が公開書簡―北京で考えたこと

2011年04月30日

中国「ハイブリッドの父」袁隆平への嘆願書

中国の農業科学研究者の間、いや科学者全体をみても知らない人はいないであろうという大学者・袁隆平(彼のプロフィールについては人民網を参照)。

1960年代から中国でハイブリッド米研究に着手し、「ハイブリッドの父」と称され尊敬を集めています。FAO(国連食糧農業機関)もハイブリッド米自体が1974年に中国で開発されたと紹介していますが、袁の功績が欠かせませんでした。ハイブリッド米は現在広く用いられるに至っており、2004年時点で中国のコメ作付面積の半分は既にハイブリッド米になっていたことから(上述FAOサイト参照)、現在はさらに普及していると予想されます。

20110430_rice1
*写真は黒龍江省の試験場。

*当記事はブログ「北京で考えたこと」の許可を得て転載したものです。
ページのトップへ