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食品 の記事

【中国食品】基準値の2.4倍=大手メーカーの牛乳から発がん性カビ毒検出

2011年12月26日

2011年12月24日、中国国家品質監督検験検疫総局は、今年10月に実施した液体乳製品サンプル検査の結果を発表した。大手乳製品メーカー・蒙牛の眉山工場製純牛乳から基準値の2.4倍ものカビ毒・アフラトキシンM1が検出された。26日、京華時報が伝えた。

「日本企業を信頼していたのに裏切られた」大げさすぎる味千ラーメン・バッシングを読む―北京文芸日記

2011年07月27日

薄いスープよりもゴムみたいな麺をなんとかしてほしい

中国No.1ジャパニーズフードチェーン店・味千ラーメンが窮地に立たされているみたいですね。

「濃縮還元スープ、栄養表記虚偽」味千ラーメンに批判集中―中国 (サーチナ) - Yahoo!ニュース(2011年7月26日)

味千ラーメンといえば、中国人に「日本のラーメンとはトンコツラーメンしかない」と強烈な刷り込みした罪深いチェーン店という認識です。


IMG_4098 / tompagenet


*当記事はブログ「トリフィドの日が来ても二人だけは読み抜く」の許可を得て転載したものです。

「国内で作ったものは絶対買わない!」国産製品を信用しないロシア人―ロシア駐在日記

2011年07月11日

ロシア人に高品質のものは造れますか?

今年の年明けぐらいに、大金を拾って警察に届けたタクシー運転手の話が話題になりました。国のお金だったので、運転手さんはロシアの自動車メーカーが作っているLada Kalinaという車を国からプレゼントされたそうです。

その話を受け、ロシアの人気お笑い番組Прожектор Перисхилтонの司会者たちは「いいことしたのに、罰を与えられたわけ?」と皮肉っていました。それだけロシアの国産車は評判が悪いのです。


Lada Kalina Sedan/Limousine / SergeyRod


*当記事はブログ「ロシア駐在日記」の許可を得て転載したものです。

残飯から食用油を精製!「下水油」産業が気づいたら先進的大規模産業になっていた―中国

2011年06月29日

先日話題となったのが「日本の科学者が糞便からハンバーグを作る技術に成功した」というニュース(ギズモード・ジャパン)。ちょっと信じがたいお話ですが実際のところどうなんでしょうか?

さて、隣国・中国ですが、糞便からハンバーグほどのマジックではありませんが、運用面では日本のはるか先に到達しているリサイクル技術があります。それが「下水油」。「残飯から食用油を作る技術」が開発されたのはもうはるか昔ですが、今や改良に改良を重ね、「検査しても通常の食用油と違いがわからない」レベルに到達しています。年200~300万トンが食卓に上っている、なんていう推計もあるのだとか。

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*食用油精製の為に集められた残飯。



こんなミルク飲みたくない!「世界最低の安全基準」に中国ネット民激怒―北京で考えたこと

2011年06月28日

緩和された安全基準と国進民退-「世界最低の生乳基準」を巡って

止まるところを知らない中国の食品安全を巡る話題。出てくるものが多いので追っているだけでも追いきれないくらい。ただ今回は自分もよく飲む牛乳の話題ということで目を留めてみると、ネット上の反応、国内外の基準の違い、そして更に深読みすると「国進民退」の問題まで、となかなか奥が深そう。そこで、今回は生乳基準改定を巡る騒動を取りあげたいと思います。
(中国の食品安全基準に関しては、以前エントリーした「【中国食品】中国の安全基準と国際基準の違い=改訂が進まない理由―北京で考えたこと」もご参照下さい。)

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*安全、「有機」を売りにして、国内乳業各社の競争は激しさを増しています。写真は国内大手・伊利の商品。

*当記事はブログ「北京で考えたこと」の許可を得て転載したものです。

【中国食品】「あ、そこはヤバイから検査しないでね」「はーい」驚きの無気力検査

2011年06月27日

2011年6月27日、南方都市報は「東莞市の無認可もやし工場、成熟促進に薬品を使用=日に数千斤を生産」を掲載した。

広東省東莞市にある無認可工房。200平方メートル近い平屋建ての工場のなかでもやしが栽培され、東莞市の市場、スーパーに出荷されている。工場内に並ぶのは大きなプラスチック製の桶。50~60はあるだろうか。そのうち20個ほどはすでに完全に成長し、出荷を待つばかりとなっていた。

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南方報網の報道。


「大腸菌検出のEU産アボガド、出荷再開の見通し」「プラユット陸軍司令官、反タクシン派を公言」―タイ・ニュース

2011年06月12日

大腸菌検出のEU産アボガド、出荷再開の見通し

6月12日のニュースはまず、EUから輸入されたアボカドから大腸菌が検出された件の関連ニュースから。

報道によると、欧州で30人近い死者をだした腸管出血性大腸菌とみられる菌が検出されたと報じられ、一時的に輸入がストップしていたアボカドですが、その後の検査で通常の自然界にある大腸菌だと判明しました。

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コムチャルックの報道。

*当記事はブログ「バンコクでコンサルティン」の許可を得て転載したものです。

【中国食品】中国の安全基準と国際基準の違い=改訂が進まない理由―北京で考えたこと

2011年05月11日

中国の食品安全基準:どこまで来ているのか?整備への課題は?

最近注目が高まっている中国の食品安全問題。とりわけ中国国内での議論が高まってきています。その勢いは、一時の「日本産農産品の放射能問題」をすっかり飲み込んでしまった感があります。

先日は、中国乳製品大手・蒙牛CEOの「香港に出している製品は間違いない。大陸より安心だ」という2008年発言が、マイクロブログで広まり大バッシングを受けました(56.comの動画新華社記事)。なお中国本土と香港との基準の違いについては、中国語ですが南方週末が興味深い記事を配信しています。

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*消費者の意識が高まる中、食品の広告に「有機」などのキャッチフレーズは欠かせない。

*当記事はブログ「北京で考えたこと」の許可を得て転載したものです。

中国で一番安全でおいしい野菜!極秘の共産党幹部専用農場は実在した―中国コラム

2011年05月08日

幹部専用の食糧生産基地が存在した

先日、温家宝さんが国務院関係者との懇談会で、食品問題に言及しました。

温家宝、国務院参事、中央文央研究館官員と座談会(2011/4/21 新華網)
近年、「毒粉ミルク」(メラミン入り粉ミルク)、「痩肉精」(豚肉に注入すると赤身が増える薬品)、「下水油」、「彩色饅頭」(売れ残ったマントウを着色)など、これらの食品安全事件が説明するように、信頼の喪失、道徳の堕落はがすでに深刻な段階に達している。資質の向上と、道徳の力が無ければ本当に強大な国にはなれない。
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南方週末の報道。

*当記事はブログ「
中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

【続報】商売敵が嫌がらせで毒を入れた=亜硝酸塩牛乳事件の犯人逮捕―中国甘粛省

2011年04月26日

以前、ご紹介した「亜硝酸塩牛乳事件」について、続報が出ていたので遅ればせながらご紹介します。
(過去記事「牛乳飲んだ幼児3人が死亡、児童35人が体調不良=亜硝酸塩中毒か―中国甘粛省」参照)


Milk 2 / AMagill


事件について簡単に振り返っておくと、今月6日、7日、平凉市崆峒区で集団食中毒が発生。量り売りの牛乳を飲んだ39人が中毒症状を起こした。その多くが子どもたち。幼児3人が死亡する惨事となった。症状から亜硝酸塩中毒の可能性が高いと診断された。

悪魔の唐揚げと雑すぎる工業塩醤油―中国

2011年04月26日

3月の「エアロビ豚」に始まり、4月の「染色マントウ」「工業塩牛乳」と注目を集める食品問題が相次いでいます。そしてその後も続々です。


悪魔の鳥唐揚げ(2011年4月25日、千龍網


Fried Chicken / Sikachu!
*image

2011年4月21日、北京市豊台区粉桩村での事件。徐さんは道端の屋台で1歳余りの娘に鳥唐揚げを買ってあげた。と、食べて30分もすると、娘は中毒症状を示し、震えだした。すぐに病院で診察を受けたが、治療の甲斐なく女児は死亡した。

相次ぐ食品安全問題に中国政府は危機感=課題は「信頼」の確立―翻訳者のつぶやき

2011年04月22日

食品品質に対する中国政府の危機感

ここのところ、中国国内では食品の品質に関わる事件が多発しています。いまだ解決できないメラミン入り粉ミルクの問題豚肉への「痩肉精」混入問題売れ残りのマントウに着色して再陳列していた問題、豚肉が一瞬にして牛肉に変わってしまう化学物質などなど・・メディアで次々と食品品質問題が告発されていました。このような異常事態に中国政府は危機感を強めています。


小猪猪 / schatznatasha


*当記事はブログ「中国語翻訳者のつぶやき」の許可を得て転載したものです。

90分で豚肉を牛肉に変える魔法の薬「牛肉膏」は意外と普通の物で出来ていた―中国

2011年04月15日

たった90分で豚肉を牛肉に変身させる魔法の薬「牛肉膏」が話題となっています。

14日付聯合早報によると、先日、安徽省合肥市で「牛肉膏」「羊肉膏」と呼ばれる食品添加剤が販売されていることが中国メディアに報じられ、一躍注目を集めることに。豚肉を90分間、この添加剤に浸け置きしておくだけで、なんと牛肉そっくりの見た目と味に変わるのだとか。


Swine Flu (...the day after) / kozumel


安飯屋や道端の屋台ではみな「牛肉膏」を使っていることは「公然の秘密だ」という、事情に詳しい市民のコメントも掲載されています。「牛肉膏」を使用する動機はもちろんコスト。羊や牛は豚と比べて価格が高いので、「牛肉膏」を使うことで節約できちゃうという訳です。で、この不思議かつなんとも恐ろしげな「牛肉膏」、どんな化学物質を使っているのでしょうか?

【中国食品】大手スーパーに並ぶ不正商品=売れ残り品を再利用したマントウ販売―中国上海市

2011年04月12日

2011年4月11日、中国中央電視台(CCTV)の報道番組「消費主張」は、「スーパーのマントウはこのようにして作られたのか」を放送した。上海市の大手スーパーでも売られているマントウ製造企業を調査。製造日改ざん、賞味期限切れ製品の再利用、トウモロコシが一切入っていないトウモロコシ・マントウなど不正のオンパレードだったことを明らかにした。


馒头 / politizer


上海盛禄食品有限公司分公司は上海市のスーパー数百店舗にマントウを出荷している。その数は1日3万個にも達するという。その販売数と同社の工場はまったくそぐわないものだった。外には看板もなく、運送企業の敷地の一角に工場がある。

牛乳飲んだ幼児3人が死亡、児童35人が体調不良=亜硝酸塩中毒か―中国甘粛省

2011年04月08日

2011年4月6日、7日、甘肃省平凉市で、牛乳による集団食中毒事件が発生した。幼児3人が死亡したほか、35人が医療機関で治療を受けた。8日、新華網が伝えた


Milk sculptures / Tambako the Jaguar


平凉市政府弁公室及び市衛生局によると、6日、7日に平凉市崆峒区で集団食中毒と見られる事件が発生した。幼児3人が死亡。8日午前8時時点までに市内各所の病院で治療を受けた患者は35人に達した。ほとんどが14歳以下の児童だという。1人が重傷のほか、残る34人の容体は安定している。

香り高き中華スープはたった一滴の化学薬品で作られていた=「一滴香」問題に中国衛生部がコメント

2011年03月02日

毒ギョーザ、メラミン汚染粉ミルク、カドミウム汚染米……。中国食品の安全問題は次から次へと話題になっているが、昨年後半から話題を集めていたのが「一滴香」だった。

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お湯に一滴足らすだけで、香り高い高湯スープの出来上がり(高湯とは「骨などを煮だして作ったスープ。さまざまな料理のベースに用いられる)という便利なものだが、長期間食用すれば肝臓に悪影響があるとも伝えられていた。3月1日、中国衛生部は記者会見を開き、使用量を間違えなければ一滴香に害はないと発表。注目を集めている。2日付京華時報を参照した。

上海ガニのニセモノ続出!汚いカニも化学薬品で洗えばぴかぴかに―中国

2010年10月05日



上海蟹 / ttanabe


2010年10月4日、揚子晩報は、化学薬品で洗って作り上げたニセモノのブランド上海ガニが出回っていると報じた。中国では俗に「秋風が吹くと、カニの足が太る」という。まさに旬を迎えた上海ガニだが、市場に出回っているブランド品の多くはニセモノだという。以下はその抄訳。

上海ガニといえば、江蘇省蘇州市の陽澄湖産が有名。「大閘蟹」(上海ガニ)といえば、通常、陽澄湖で採れたブランド品を指す。しかし供給に限りがあるため、価格が高騰。実際にはなかなか手に入れることができない高値の花となっている。

<中国パクリ事情>あの高級コーヒー豆は全部ニセモノだった!大手チェーン店も堂々と販売―中国

2010年09月18日



Coffee / Selma90


2010年9月、中国中央電視台(CCTV)の番組「経済情報聯播」は、高級コーヒー豆「ジャマイカ産ブルーマウンテン」のニセモノ疑惑について報じた。中国で販売されているブルーマウンテンはほぼすべてニセモノだという。

世界的なコーヒー豆ブランド・ブルーマウンテン。ジャマイカにあるブルーマウンテン山脈の中でも、標高800~1200メートルの区域で採れたもののみが本物のブルーマウンテンとなる。非常に高価な豆のため、日本では標高800メートル以下の区域で栽培されたものがブルーマウンテンとして売られていることが多い。

被害者多数、ザリガニ料理で筋肉が溶ける?!ザリガニ洗う「謎の薬品」が原因か―中国

2010年08月24日

2010年8月23日、揚子晩報は、今年7月以来、南京や江蘇省の病院でザリガニを食べた後、腰痛や背中の痛み、力が抜けて立っていられないなどの症状を訴える人が増えていると報じた。以下はその抄訳。

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20日夜、小宮さんとその母親は、父親がおみやげに買ってきたザリガニを食べた。翌朝、目覚めると全身に痛みが走り、呼吸もままならない。母親も同じ症状だったという。ただちに病院に運ばれたが、検査の結果、尿に含まれているミオグロビンが4000μg/lという異常な数値を示していたという。医師は「通常、尿のミオグロビン濃度は50μg/lを超えることはありません。この数値は2人の体内で筋肉が融解していたを示すものです」と驚きをあらわにした。
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